人事不省
読み方
じんじ ふせい意味
意識を失って、周囲の出来事や呼びかけに反応できないこと。気を失い、正気がない状態をいう。病気・けが・強い衝撃・泥酔などによって、一時的または継続的に意識がなくなっている様子を表す、やや硬い言い方。由来
「人事」はここでは人間としての意識や、外界の物事を知る働き、「不省」は気づかないことを表す。中国由来の漢語表現と考えられるが、正確な初出や成立年は未詳。日本では江戸期以降の漢文調表現や医療・報道文で、意識喪失の意で用いられてきた。備考
日常会話では「意識不明」のほうが一般的。「人事不省」は新聞・医療・文芸で使われるやや硬い表現で、泥酔して前後不覚になる場合にも使われる。例文
- 事故の衝撃で、彼はしばらく人事不省の状態に陥った。
- 救急隊が到着したとき、運転手は人事不省だった。
- 登山中に倒れた男性は、人事不省のまま病院へ搬送された。
- 酒を飲みすぎて人事不省になるまで騒ぐのは危険だ。
- 殴打された被害者は一時人事不省となったが、のちに意識を回復した。
類義語
- 意識不明
- 人事不覚
- 昏睡
- 昏倒
対義語
- 意識明瞭
- 覚醒
- 正気