五車腹笥
読み方
ごしゃ ふくし意味
読書量が非常に多く、豊かな学識を身につけていること。また、そのような博学な人を指す。「五車」は五台の車に積むほど多い書物、「腹笥」は腹の中の本箱、つまり知識の蓄えのたとえ。由来
中国古典に由来する語。「五車」は『荘子』天下篇の「恵施多方、其の書五車」に見える表現で、成立は戦国末〜前漢初期(紀元前3〜2世紀ごろ)とされる。「腹笥」は腹中を書物を収める箱に見立てた語で、両者が結びついて博学を表す成語となった。成語としての成立時期は不詳。備考
非常に文語的で、日常会話ではまれ。人物をほめる語だが、知識偏重を皮肉る文脈でも使われることがある。例文
- 彼は古典から現代思想まで自在に論じる、まさに五車腹笥の学者だ。
- 五車腹笥を誇るだけでなく、その知識を分かりやすく伝えられる点が彼女の強みだ。
- 祖父の書斎には本があふれ、会話をすれば五車腹笥の人だとすぐに分かった。
- 研究発表では、五車腹笥の教授から鋭い質問が相次いだ。
- いくら五車腹笥であっても、現場の経験を軽んじては説得力を失う。
類義語
- 博覧強記
- 博学多識
- 博聞強記
- 学富五車
- 五車之書
対義語
- 不学無術
- 無知蒙昧
- 浅学非才
- 才疎学浅