五穀豊穣
読み方
ごこく ほうじょう意味
田畑の作物が豊かに実り、収穫が十分にあること。もともとは米・麦・あわ・きび・豆などの「五穀」がよく実ることをいい、転じて、農業全体の豊作や、物事が豊かに実ることを願う言葉としても使われる。由来
「五穀」は中国古典に由来する古い語で、『書経』『孟子』などには紀元前5〜3世紀ごろから見られる。米・麦・あわ・きび・豆などを指すが、内容は時代や文献で異なる。「豊穣」は作物が豊かに実ること。日本では農耕儀礼や神社の祈願と結び付いて用いられ、遅くとも中世以降には広く定着したと考えられるが、正確な初出年は不詳。備考
主に農業・神事・祝辞で使うやや改まった表現。比喩的に「努力が実る」「事業が栄える」の意でも使われる。五穀の内容は資料によって異なる。例文
- 村では、今年の五穀豊穣を願って春祭りが行われた。
- 神社の絵馬には、家内安全と五穀豊穣の願いが数多く書かれていた。
- 天候に恵まれ、この地域は久しぶりに五穀豊穣の秋を迎えた。
- 収穫祭は、五穀豊穣を神に感謝する大切な行事として受け継がれている。
- 農業だけでなく、今年は新事業も五穀豊穣を思わせるほど順調に成果を上げた。
類義語
- 豊年満作
- 豊作
- 五穀成就
対義語
- 凶作
- 不作
- 飢饉