二股膏薬
読み方
ふたまた ごうやく意味
その時々の形勢や利害に応じて、対立する二つの側のどちらにもついたり、態度を変えたりすること。また、そのような信用できない人。節操がなく、日和見的に振る舞うさまをいう。由来
「膏薬」は患部に貼る薬。二股、すなわち股の内側に貼った膏薬が、歩くたびに左右の股へくっついたり離れたりする様子から、態度や味方をころころ変える人のたとえになった。成立年代は不詳だが、近世以降の俗語的表現とされる。備考
人を批判する語で、かなり否定的な響きがある。「二股をかける」と近いが、恋愛に限らず政治・組織内の立場にも使う。例文
- 彼は選挙のたびに有力候補へ近づく二股膏薬として知られている。
- 二股膏薬のような態度を取っていては、どちらの陣営からも信用されない。
- 会議では賛成派に同調し、裏では反対派にもいい顔をするとは、まさに二股膏薬だ。
- 会社の方針が揺れる中で、部長は二股膏薬にならず、明確な立場を示した。
- 利益が出そうな方へすぐ乗り換える彼の二股膏薬ぶりには、同僚も呆れている。
類義語
- 内股膏薬
- 日和見主義
- 風見鶏
- ご都合主義
- 蝙蝠
対義語
- 首尾一貫
- 初志貫徹
- 一意専心
- 一本気
- 忠義一途