乾坤一擲
読み方
けんこん いってき意味
運命や勝敗のすべてを一度の大勝負に賭けること。成否がその一回で決まるような場面で、思い切って全力を投入して勝負する意を表す。個人の決断から事業・政治の大決断まで、比喩的に用いられる。由来
「乾坤」は天地・宇宙、転じて世の成り行きや勝敗の全体を指す語。「一擲」は賽(さい)を一回投げることから転じて“一度の勝負”。中国古典由来の語法で、成句としては明確な初出年代は特定しにくい(不詳)が、漢文語彙として古くから用いられ、日本では近代以降の文章語・演説文などで広まったとされる。備考
大げさな賭け事そのものより、人生・組織の「一度きりの大勝負」を比喩的に言う。口語では「一か八か」のほうが砕けた印象。例文
- 彼は社運を賭け、乾坤一擲の新規事業に踏み出した。
- 最終回の一打にすべてを託す、まさに乾坤一擲の場面だった。
- 選挙戦終盤、乾坤一擲の政策転換で支持を取り戻した。
- 失敗すれば後がないが、乾坤一擲で海外市場に打って出る。
- 乾坤一擲の勝負に出る前に、撤退基準だけは決めておいた。
類義語
- 一か八か
- 背水之陣
- 捨身一擲
- 乾坤一投
- 一世一代
- 運否天賦
対義語
- 安全第一
- 石橋を叩いて渡る
- 用意周到