九鼎大呂
読み方
きゅうてい たいりょ意味
非常に価値が高く、重要で重みのあるもののたとえ。特に、人の言葉や約束、意見などがきわめて尊く、社会的・政治的に大きな影響力を持つことをいう。由来
中国古代の宝器「九鼎」と、周代の大鐘「大呂」に由来する。「九鼎」は禹が鋳造したと伝えられる九つの鼎で王権の象徴、「大呂」は貴重な鐘。戦国時代の趙の毛遂に関する故事が『史記』平原君虞卿列伝や『戦国策』に見え、前3世紀ごろの出来事を、前1世紀ごろに成立した文献が伝える。備考
日常会話ではまれな硬い表現。主に文章語・評論調で、人物の言葉や約束の「重み」を強調する際に用いられる。例文
- あの研究者の一言は、業界では九鼎大呂の重みを持つ。
- 社長の約束は九鼎大呂だから、取引先も安心して契約に踏み切った。
- 彼の証言は九鼎大呂とされ、裁判の流れを大きく変えた。
- 長老の助言は村人にとって九鼎大呂であり、誰も軽んじなかった。
- 国際会議での首相の発言は九鼎大呂のごとく受け止められ、市場にも影響した。
類義語
- 一言九鼎
- 千金一諾
- 金科玉条
- 一諾千金
対義語
- 一文不値
- 無価値
- 軽佻浮薄