九牛一毛
読み方
きゅうぎゅう の いちもう意味
非常に大きな全体の中の、ごく小さく取るに足りない一部分のたとえ。多額の金額・大きな損失・膨大な数量などと比べると、問題にならないほどわずかであることをいう。全体との差がきわめて大きい場合に使う。由来
中国・前漢の司馬遷による『報任少卿書』(紀元前91年ごろ)に見える「九牛亡一毛」に由来する。九頭もの牛に生えている毛のうち一本が抜けても大勢に影響がない、というたとえから、全体から見ればごくわずかで取るに足りないことを表すようになった。備考
中国由来の故事成語。日本語では「九牛の一毛」と『の』を入れて読むのが普通。やや硬い表現で、金額・損失・人数などが全体に比べてごくわずかだと述べるときに使う。例文
- その損失は会社全体の利益から見れば、九牛一毛にすぎない。
- 国家予算と比べると、この支出など九牛一毛でしかない。
- 彼の莫大な資産からすれば、その程度の出費は九牛一毛だった。
- 世界の課題の大きさを思えば、私一人の力は九牛一毛かもしれない。
- 百万人の署名の中では自分の一筆は九牛一毛だと思っていたが、無意味ではなかった。
類義語
- 滄海一粟
- 太倉稊米
- 雀の涙
- 微々たるもの