九牛一毛
読み方
きゅうぎゅう いちもう意味
多くのものの中のごくわずかな部分、取るに足りないほど小さい量をたとえる語。「九頭の牛の毛のうちの一本の毛」の意で、膨大な全体に比べて影響や価値がほとんどないことを表す。由来
中国古典に由来する成語。『漢書』などで「九牛の一毛(九牛の一毛を失う)」の形で見え、非常に大きな全体に対して失われるものが極めて小さいことを述べた表現とされる。成立年代の特定は難しいが、前漢(紀元前2世紀〜紀元1世紀)頃の文献に見える。備考
「取るに足りないほど小さい」の意。謙遜にも使えるが、相手の努力や損失を軽んじる響きになり得るため注意。主に文章語。例文
- 売上全体から見れば、その損失は九牛一毛にすぎない。
- 世界の研究成果に比べれば、私の発表など九牛一毛だ。
- 彼の資産からすれば、この出費は九牛一毛だろう。
- 被害は出たが、全体の計画に影響するほどではなく九牛一毛だった。
- 寄付額は少ないが、九牛一毛でも役に立てばうれしい。
類義語
- 沧海一粟
- 微々たるもの
- 雀の涙
- 氷山の一角
対義語
- 一大事
- 重大
- 莫大
- 一石二鳥