丹青妙手
読み方
たんせい みょうしゅ意味
絵を描く技術がきわめて優れている人、特に名高い画家や絵の達人をいう語です。『丹青』はもともと赤や青の絵具から転じて絵画そのものを表し、『妙手』はすぐれた腕前・名人の手を意味します。由来
中国古典に由来する漢語表現です。『丹青』は古代中国の赤・青の顔料を指し、戦国〜漢代(紀元前3世紀〜紀元後2世紀ごろ)には絵画の意味でも用いられました。『妙手』も古くから「すぐれた手腕」の意で使われた語で、両語が結び付いて「絵の名手」を表すようになりました。熟語としての正確な初出年代は不詳です。備考
現代の日常会話ではかなり硬い語で、美術評論・人物評・漢文調の文章で使われることが多いです。ふつうは作品そのものより、画家や描き手の腕前をたたえる語です。例文
- 彼は花鳥画において丹青妙手とうたわれ、多くの後進に影響を与えた。
- 今回の特別展では、江戸後期の丹青妙手たちの屏風絵が一堂に会する。
- 師の山水図をひと目見れば、丹青妙手の名が決して誇張ではないとわかる。
- 王は宮殿の障壁画を描かせるため、国内外の丹青妙手を召し抱えた。
- 若いころは無名だったが、その緻密な筆致はすでに丹青妙手の域に達していた。
類義語
- 絵の名手
- 名人上手
- 画聖
- 出神入化
対義語
- 稚拙
- 拙劣
- 画技未熟