中庸之道
読み方
ちゅうよう の みち意味
儒教でいう「中庸」の考え方に基づき、どちらか一方に偏らず、過不足のない適度なところ(中正)を守って行動すること。また、そのようなあり方・生き方。感情や判断を極端に走らせず、状況に応じて最も妥当な均衡点を選ぶ態度をいう。由来
中国の儒教経典『礼記』の一篇を独立させた『中庸』に由来する語で、「中庸」=偏らず過不足のないこと、「道」=人が守るべき道・方法を表す。成立年代の厳密な特定は難しいが、原典は戦国末~前漢期に成立したとされ、宋代以降に儒学の重要概念として広く定着した。備考
儒教思想由来で文章語・硬め。日常会話では「中庸」「中道」を用いることも多い。「どっちつかず」の意味で使うと誤解されやすい。例文
- 議論が感情的になりかけたが、彼は中庸之道を貫いて双方の主張を整理した。
- 健康管理は、過度な制限でも暴飲暴食でもなく中庸之道がいちばん続く。
- 経営判断では短期利益に偏らず、長期視点との中庸之道を探る必要がある。
- 彼女の教育方針は厳しさと優しさの中庸之道で、子どもが伸び伸び育っている。
- 対立する意見の間で中庸之道を選ぶのは、妥協ではなく最適化だと思う。
類義語
- 中道
- 中庸
- 不偏不党
- 中正
- 中正公平
対義語
- 極端
- 偏頗
- 過不及