中原逐鹿
読み方
ちゅうげん ちくろく意味
天下・覇権・最高権力の座をめぐって、多くの英雄や勢力が激しく争うこと。もとは中国の中原を舞台に帝位を争う意で、転じて現代では政界・財界・業界などで主導権を争う場面にも比喩的に用いられる。由来
中国で「中原」は天下の中心地を指し、「鹿」は帝位・天下のたとえとされたことに由来する。この発想は前漢期成立の『史記』淮陰侯列伝(紀元前1世紀ごろ)にさかのぼり、四字の形では『晋書』(唐・648年成立)などを通じて、天下を争う意の表現として定着した。日本には漢籍の受容を通じて伝わった。備考
漢文由来の硬い表現。日本語では「中原に鹿を逐う」とも言う。現代中国語では語順の異なる「逐鹿中原」が一般的で、表記の違いに注意。例文
- 戦国末の中華世界では、多くの英雄が中原逐鹿の野望を抱いた。
- 独裁者の失脚後、政界は中原逐鹿の様相を呈した。
- 半導体業界では各国企業が中原逐鹿の戦いを繰り広げている。
- 後継者を決める党内選挙は、まさに中原逐鹿そのものだった。
- この歴史小説は、王朝崩壊から中原逐鹿へ至る群雄の動きを鮮やかに描いている。
類義語
- 中原に鹿を逐う
- 群雄割拠
- 竜戦虎争
対義語
- 天下泰平
- 四海太平