不逞之輩
読み方
ふてい の やから意味
社会の秩序や法に従わず、不満や反抗心を抱いて乱暴・不法な行動をする者たちを指す言葉。単なる悪人というより、国家・体制・組織などに反抗したり、治安を乱したりする集団を強く非難していう表現。由来
「不逞」は、漢語で「志を遂げられず不満を抱く」「法や命令に従わない」の意。「輩」は「仲間・連中」。中国古典に見える「不逞之人」「不逞之徒」などの表現を背景に、日本では漢文訓読調で「不逞の輩」と用いられた。正確な成立年は不明だが、近世から近代、特に明治期以降の政治・治安関係の文章で多用された。備考
非常に硬く、古風で権力側の非難語として響きやすい。現代の日常会話ではまれで、相手を強く断罪する語感があるため使用には注意。例文
- 役所は、暴動を起こした者たちを不逞之輩として厳しく取り締まった。
- 彼は演説の中で、改革に反対する一部の過激派を不逞之輩と呼んだ。
- 不逞之輩の侵入を防ぐため、城門には夜通し見張りが置かれた。
- 新聞は、公共施設を破壊した集団を不逞之輩として非難した。
- ただ意見が違うだけの人々を不逞之輩と決めつけるのは危険である。
類義語
- 不届き者
- 乱暴者
- 無法者
- ならず者
- 反逆者
- 不逞の徒
対義語
- 忠良之士
- 良民
- 善良な市民
- 遵法精神