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不易流行

読み方

ふえき りゅうこう

意味

俳諧・芸術の理念の一つで、時代が変わっても変えてはならない本質や普遍性(不易)を守りつつ、その時々の新しさや変化(流行)も取り入れること。転じて、伝統と革新を両立させる姿勢をいう。

由来

江戸時代前期〜中期の俳諧に由来する語で、松尾芭蕉の理念として知られる。弟子の向井去来がまとめた『去来抄』(1702年、元禄15年)などに見え、「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」と説かれた。

備考

もとは俳諧用語だが、現代では芸術・教育・経営など幅広い分野で使う。単なる保守でも迎合でもなく、本質を守りながら変化に応じる姿勢を表す。

例文

  • 伝統芸能の世界では、不易流行の精神を大切にし、型を守りながら新しい表現も模索する。
  • 老舗企業が生き残るには、不易流行の考え方で品質の核を守りつつ時代の需要に応える必要がある。
  • 彼の俳句には、自然へのまなざしという不易と、言葉の新しさという流行が共存しており、まさに不易流行だ。
  • 教育現場でも、不易流行を意識して、基礎学力を重んじながらデジタル教材を活用したい。
  • この町の祭りは、不易流行を体現するように、古い作法を残しつつ新しい参加方法を取り入れている。

類義語

  • 温故知新
  • 守破離

対義語

  • 因循守旧
  • 旧態依然

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