不承不承
読み方
ふしょう ぶしょう意味
気が進まないまま、仕方なく承知したり行動したりすること。納得していない、または嫌だと思っている気持ちを残しながらも、状況や相手に押されて従うさまを表す。多くは「不承不承に」の形で使う。由来
「承」は「受け入れる・承知する」の意で、「不承」は承知しないこと、またはしぶしぶ承知することを表す。その「不承」を重ね、後半を連濁して「ふしょうぶしょう」と読むことで、不本意さを強めた語。中国古典由来というより日本語内で定着した重ね表現と考えられる。成立時期は不詳だが、近世、少なくとも江戸期には用例が見られる。備考
やや硬めの表現で、日常会話では「しぶしぶ」「いやいや」の方が自然な場合も多い。本人の不満や抵抗感が残っているニュアンスを含む。例文
- 急な残業を頼まれ、彼は不承不承に引き受けた。
- 子どもはまだ遊びたそうだったが、母に促されて不承不承帰り支度を始めた。
- 会議で反対意見を述べたものの、最終的には不承不承その案に同意した。
- 彼女は謝る必要はないと思っていたが、場を収めるために不承不承頭を下げた。
- 兄は父の店を継ぐことに、不承不承ながらも覚悟を決めた。
類義語
- 渋々
- 嫌々
- 不本意ながら
- 心ならずも
- やむを得ず
対義語
- 快諾
- 承諾
- 欣然承諾
- 二つ返事
- 喜んで引き受ける