三顧之礼
読み方
さんこ の れい意味
目上の人や権力者が、才能ある人を迎えるために何度も足を運び、深い敬意と誠意を示して礼を尽くすこと。特に、有能な人材を招くための丁重な依頼や待遇をいう。由来
中国の故事に由来する。後漢末の207年ごろ、劉備が諸葛亮を軍師に迎えるため、その草庵を三度訪ねたという話から。諸葛亮の『出師表』(227年)に「三顧臣於草廬之中」とあり、のち陳寿『三国志』(3世紀末成立)にも関連する逸話が伝わる。備考
現代では人材登用・招聘の場面で使うことが多い。一般には「三顧の礼」と表記され、「三顧之礼」は漢文調の表記。例文
- 社長は新しい研究所長を迎えるため、三顧之礼を尽くして説得した。
- 彼ほどの技術者なら、三顧之礼をもって迎える価値がある。
- 地方の小さな企業が、三顧之礼で有名デザイナーを招いた。
- 監督は引退を考えていた名選手に三顧之礼を尽くし、復帰を願った。
- ただ求人票を出すだけでなく、三顧之礼の姿勢で人材に向き合うべきだ。
類義語
- 三顧草廬
- 草廬三顧
- 礼賢下士
- 厚遇
- 懇請
対義語
- 冷遇
- 門前払い
- 一顧だにしない
- 軽視