万里同風
読み方
ばんり どうふう意味
遠く離れた土地にまでよい政治や教化が行きわたり、世の中が平和に治まっていること。転じて、広い地域で人々の気風や習わしがよくそろい、安定した秩序が保たれている状態をいう。由来
中国古典に由来する成句です。正確な初出は諸説ありますが、中国の漢代から六朝期(おおよそ紀元前1世紀~6世紀ごろ)の漢籍に見える「同風」の発想に基づくとされます。「万里」は非常に広い範囲、「同風」は風俗・教化が同じ意で、徳のある政治が遠方まで及び、天下が泰平であることを表します。備考
日常会話よりも、祝辞・碑文・書作品・歴史や政治を語る文章で使われやすい、格調高い語です。単なる画一化ではなく、平和と善政が広く及ぶことをほめる語感があります。例文
- 新しい時代には、国の隅々まで安らぎが行き渡る万里同風の世を築きたい。
- その碑文には、万里同風を理想とする為政者の願いが刻まれている。
- 長い戦乱の後、人々は万里同風の安定した社会を強く求めた。
- 書家の祖父は正月になると『万里同風』と揮毫して床の間に飾る。
- この四字熟語は、広い地域が争いなく治まる姿を万里同風と表現している。
類義語
- 天下泰平
- 国泰民安
- 同文同軌
- 四海一家
対義語
- 天下大乱
- 群雄割拠
- 内憂外患
- 兵荒馬乱