万里一空
読み方
ばんりいっくう
意味
心を一つの目標に定め、他のことに心を奪われず、ただそのことだけに打ち込むこと。雑念を払い一筋に集中するさま。
由来
「万里」ははるかな道のり、「一空」は心中が空(くう)で雑念がないこと。禅・仏教的な語感を背景に、長い道のりでも一心に精進する意から用いられた。成立時期ははっきりせず(古典由来とされるが年代不詳)。
備考
「一つのことに心を空にして集中する」ニュアンス。古風で硬めの表現のため、スピーチ・文章語でよく用いる。人への評価(誉め言葉)としても使える。
例文
- 受験までの一年、万里一空の思いで勉強に打ち込んだ。
- 職人は万里一空、ただ一つの技を磨き続けた。
- 周囲の雑音に惑わされず、万里一空で研究を進める。
- 彼女は万里一空の覚悟で起業し、困難を乗り越えた。
- 万里一空と決めた以上、途中で投げ出すわけにはいかない。
類義語
- 一意専心
- 一心不乱
- 専心一意
- 一念発起
対義語
- 多岐亡羊
- 四分五裂
- 支離滅裂