万感交到
読み方
ばんかん こうとう意味
さまざまな思いや感情が一度に胸にこみ上げ、入り混じって強く迫ってくること。喜び・悲しみ・懐かしさ・感謝など、単一では言い表せない多くの感慨に満たされる状態をいう。由来
「万感」は数えきれないほど多くの感慨・思い、「交到」は互いに入り混じって到来することを表す漢語。特定の古典的出典や成立年は未詳だが、「万感交々到る」という文章語的表現が凝縮され、近代以降の日本語の文章・挨拶文などで四字熟語として用いられるようになったと考えられる。備考
文章語・改まった挨拶や回想文で使われることが多い。日常会話ではやや硬く、「胸がいっぱいになる」と言い換えられる。例文
- 卒業式で恩師の言葉を聞いた瞬間、万感交到して涙が止まらなかった。
- 十年越しの研究がようやく実を結び、発表会の壇上で彼は万感交到の面持ちだった。
- 故郷の駅に降り立つと、幼い日の記憶がよみがえり、万感交到した。
- 引退試合を終えた選手は、観客の拍手を浴びながら万感交到の表情でグラウンドを見つめた。
- 震災を乗り越えて再開した店の看板を見上げ、店主は万感交到の思いをかみしめた。
類義語
- 感慨無量
- 感無量
- 百感交集
- 万感胸に迫る
- 万感こもごも至る
対義語
- 無感動
- 冷静沈着
- 泰然自若