万夫不当
読み方
ばんぷ ふとう意味
一人の力や勇気がきわめて優れ、大勢を相手にしても到底かなわないほど強いこと。また、そのような人物をいう語です。もとは「一人で万夫に当たっても敵なし」という意味で、比類ない武勇や圧倒的な力量をたたえて表します。由来
中国由来の漢語表現で、3世紀後半に陳寿が編んだ『三国志』魏志・典韋伝などに見える「万夫不当之勇」に基づくとされます。「一人で万夫に当たっても対抗できる者がいない勇ましさ」という意味から、日本でも武勇にすぐれた人物を表す四字熟語として定着しました。備考
文章語・文語的な響きが強く、特に武将や英雄の武勇をほめるときに使われます。「万夫不当の勇」の形がよく見られ、現代では比喩的に圧倒的実力にも使われます。例文
- その武将は万夫不当の勇で敵軍を震え上がらせた。
- 典韋は万夫不当の豪傑として後世に語り継がれている。
- 彼の突破力は万夫不当で、相手守備陣は最後まで止められなかった。
- 危機の場面で彼女は万夫不当の気迫を見せ、周囲を奮い立たせた。
- 歴史小説の主人公は、万夫不当の人物として描かれている。
類義語
- 一騎当千
- 天下無双
- 蓋世無双
- 勇猛無比
対義語
- 柔弱無能
- 無力無能