万世一系
読み方
ばんせい いっけい意味
永久にわたって一つの血統・系統が続くこと。特に日本では、天皇の皇統が初代から同じ系統で連続しているという観念・表現として用いられる。一般語としては、ある家系や組織の系譜が途切れず続く意味にも使われるが、政治的・歴史的含意が強い。由来
「万世」は限りなく長い世、「一系」は一つの血筋・系統を意味する漢語。語の成立時期は厳密には不明だが、日本では江戸後期の国学・水戸学的な皇統観を背景に用いられ、明治22年(1889年)公布の大日本帝国憲法第1条「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」により広く定着した。備考
天皇制・国体論と強く結びつく語。学術的説明では、神話的伝承と歴史的事実を区別して扱う必要がある。例文
- 明治憲法の条文には、「万世一系」という語が国家の基本理念として掲げられていた。
- 歴史の授業では、万世一系という概念が近代日本の国体論と結びついて説明された。
- 研究者は、万世一系という表現を神話・系譜・政治思想の三つの側面から分析している。
- その演説では、万世一系の皇統を強調する言い回しが何度も使われた。
- 現代の議論で万世一系という語を使う場合は、その歴史的背景や政治的含意に注意が必要だ。
類義語
- 皇統連綿
- 一系連綿
- 皇統一系
- 万代一系
対義語
- 易姓革命
- 王朝交替
- 改朝換代
- 皇統断絶