七縦七擒
読み方
しちしょう しちきん意味
相手をただ力で押さえつけるのではなく、何度も寛大に扱い、機会を与えながら、最後には心から服従・納得させること。また、辛抱強く相手を導いて真の協力を得ることのたとえ。由来
中国・三国時代の225年頃、蜀の諸葛亮が南征で南方の豪族・孟獲を七度捕らえ、そのたびに解放し、ついに心服させたという故事に由来する。『三国志』裴松之注に引く『漢晋春秋』や、のちの『三国志演義』で広く知られた。備考
中国故事に基づく文章語。日常会話ではやや硬く、歴史・政治・人材育成の文脈で比喩的に使われる。「七」は実数よりも「何度も」の意。異形に「七擒七縦」もある。例文
- 諸葛亮は孟獲に対して七縦七擒の策を用い、最後には自発的な服従を得た。
- 部長は新人の失敗を一度で切り捨てず、七縦七擒の姿勢で育成にあたった。
- 強引に押し切るより、七縦七擒で相手の納得を得る交渉のほうが長続きする。
- 監督は問題を起こした選手にも再起の機会を与え、七縦七擒のように更生を待った。
- その外交方針は、威圧ではなく七縦七擒によって周辺国の信頼を集めようとするものだった。
類義語
- 七擒七縦
- 懐柔策
- 以徳服人
対義語
- 武力制圧
- 強権支配
- 力攻め