七生報国
読み方
しちしょう ほうこく意味
何度生まれ変わっても国のために尽くし、その恩に報いたいという非常に強い忠誠心を表す語。もとは朝廷や国家の敵を討って報いるという武士的な覚悟をいい、現在は歴史的・象徴的に用いられることが多い。由来
出典は『太平記』に由来するとされる。建武3年・延元元年(1336年)の湊川の戦いで敗れた楠木正成が、死に際して「七たび人間に生まれて朝敵を滅ぼしたい」と願ったという説話がもと。『太平記』の成立は14世紀後半ごろで、後にその志を要約した表現として「七生報国」が定着した。備考
楠木正成に結び付けて語られることが多い歴史語。忠義・愛国の色合いが非常に強く、戦前戦中の語感も伴うため、現代では日常的というより歴史的・修辞的に使われる。例文
- 楠木正成の「七生報国」は、武士の忠義を象徴する言葉として知られている。
- 記念碑には大きく七生報国と刻まれていた。
- 歴史小説の主人公は、七生報国の思いを胸に戦場へ向かった。
- 講義では、七生報国という語が生まれた中世の時代背景を学んだ。
- 政治家が七生報国を引用したが、現代ではその表現の強さに注意が必要だ。
類義語
- 尽忠報国
- 忠君愛国
- 滅私奉公
対義語
- 売国
- 自己保身
- 利己主義