七宝荘厳
読み方
しっぽう しょうごん意味
仏教で、金・銀などの「七宝」と呼ばれる貴重な宝物で、仏の世界・仏像・寺院などを美しく厳かに飾ること。転じて、極めてきらびやかで荘厳な装飾や、そのように飾られた状態をいう。由来
仏教語に由来する。「七宝」は経典に説かれる七種の宝、「荘厳」は仏・仏堂・浄土などを美しく飾って尊さを表すこと。中国で漢訳仏典が成立した後、日本には仏教伝来以後、飛鳥時代から奈良時代ごろに仏教文化とともに入ったと考えられる。具体的な成立年は不明。備考
日常会話ではまれで、主に仏教美術・寺院建築・経典説明で用いられる。単なる豪華さより、宗教的な尊厳や浄土的な美しさを含む。例文
- 本堂の内陣は金箔と彩色で七宝荘厳の趣を漂わせていた。
- 経典には、極楽浄土が七宝荘厳の世界として描かれている。
- 修復を終えた仏像は、七宝荘厳という言葉にふさわしい輝きを取り戻した。
- その展覧会では、七宝荘厳を思わせる仏教工芸の名品が並んでいた。
- 夕日に照らされた伽藍は、まるで七宝荘厳の浄土を現世に映したかのようだった。
類義語
- 金碧荘厳
- 荘厳華麗
- 豪華絢爛
- 絢爛豪華
対義語
- 質素簡朴
- 簡素質朴
- 粗末