七堂伽藍
読み方
しちどう がらん意味
寺院に必要とされる主要な七つの建物が整った大規模な寺院の構成、またはそのような立派な寺院そのものを指す語。仏教寺院の堂塔や僧侶の生活施設がそろった、格式ある寺域を表す。由来
「伽藍」はサンスクリット語 saṃghārāma(僧侶が集まり修行する場所)の音写「僧伽藍摩」が縮まった語。「七堂」は金堂・塔・講堂・鐘楼・経蔵・僧坊・食堂など、寺院の主要建物を数えたもの。日本では仏教伝来後の飛鳥時代(6世紀)以降に寺院建築とともに概念が広まり、奈良時代(8世紀)には大寺院の伽藍配置が発達した。ただし「七堂伽藍」という成語の正確な成立年は不明。備考
「七」は固定の七棟だけを厳密に指すとは限らず、宗派・時代で内容が異なる。主に仏教史・建築史・文化財解説で使われる語。例文
- 奈良の古寺には、かつて七堂伽藍を備えた壮大な寺域が広がっていた。
- 発掘調査によって、この場所に七堂伽藍を持つ大寺院が存在したことが分かった。
- 戦乱で多くの堂宇を失ったが、江戸時代に七堂伽藍の再建が進められた。
- その寺は山中にありながら、七堂伽藍を整えた格式高い名刹として知られている。
- 歴史の授業で、古代寺院の七堂伽藍の配置について学んだ。
類義語
- 大伽藍
- 寺院伽藍
- 大寺院
- 堂塔伽藍