一飲一啄
読み方
いちいん いったく意味
鳥が一口飲み、一つついばむような、ごくわずかな飲食・動作のたとえ。転じて、日常の些細な振る舞い(飲み食い・立ち居振る舞い)の一つ一つ、またその小さな事柄までを指す。文脈によっては「細部に至るまで」「一挙手一投足」のような含みで用いられる。由来
漢語由来の成句。「飲」は飲むこと、「啄」は鳥がくちばしでついばむことを表し、「一飲一啄」で鳥のごく小さな摂食を言う。中国古典に基づく表現とされるが、どの書に初出するか・成立年代(具体的な年や時代)は諸説あり不詳とされることが多い。日本では漢文素養のある文章語として用いられてきた。備考
文章語・硬い表現。主に「一飲一啄に至るまで/も」などの形で「些細な点まで」を強調する。日常会話では「一挙一動」「細部」などに言い換えられやすい。例文
- 彼の一飲一啄にまで目を配る必要はない。
- 師は弟子の一飲一啄をも正し、礼法を徹底させた。
- 監査は経費の一飲一啄に至るまで確認した。
- 一飲一啄の所作に、その人の育ちが表れることがある。
- 彼女は来客の前では、一飲一啄すら上品に見えるよう気をつけている。
類義語
- 一挙一動
- 一言一行
- 挙動不審
対義語
- 千差万別
- 十人十色