一顧千金
読み方
いっこ せんきん意味
有力者や権威ある人物に一度目をかけられるだけで、その人や物の価値・評判が非常に高まること。すぐれた鑑識眼をもつ者に認められることの大きな効力をいう。由来
中国戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)の伯楽の故事にさかのぼるとされる。市場で売れない馬を、名馬を見抜く伯楽が一度振り返って見ただけで値が大きく上がったという話に基づく。「一顧で千金の値がつく」意から、権威者の評価で価値が高まるたとえになった。四字熟語としての正確な成立時期は不詳。備考
実際の金額を表す語ではなく比喩。日常会話より文章語・やや古風な表現で、権威者に認められて人や作品の評価が急に高まる場面で使う。例文
- 無名だった若手作家は、大御所編集者の一顧千金を得て、一躍文壇の注目を集めた。
- 彼の企画は社長の一顧千金によって、反対の多かった会議を一気に通過した。
- 名監督に認められれば、一顧千金で選手の評価が大きく変わることもある。
- この画家の作品は、著名な評論家が紹介したことで一顧千金の扱いを受けた。
- 才能そのものだけでなく、誰の一顧千金を受けるかが出世を左右する場合もある。
類義語
- 伯楽一顧
- 一顧之栄
- 引き立て
- 重用
対義語
- 冷遇
- 黙殺
- 等閑視之
- 見向きもされない