一顧千金
読み方
いっこ せんきん意味
「一度振り向いて(顧みて)くれるだけでも千金の価値がある」という意。主に、美人や身分の高い人・権力者などがほんの少し関心を示すことが非常に貴重である、またはその一瞥・一言が大きな価値を持つ、というたとえに用いる。由来
中国由来の成語。美人の「一顧(ひとめ)」が千金に値するという趣旨の故事・詩文に基づくとされ、漢代以降の文献に見えるといわれるが、特定の成立年(何年頃)を一義的に確定するのは難しく不詳。日本へは漢籍受容を通じて伝来した。備考
恋愛・美人のたとえで使われやすいが、権威者の評価や注目が「非常に貴重」という意味でも用いる。やや文語的で、日常会話では硬め。例文
- 彼女の一顧千金の笑みを見たくて、皆が舞台に通った。
- 大臣の一顧千金の言葉が、会議の流れを一気に変えた。
- 人気作家に原稿を見てもらえるだけでも一顧千金だ。
- あの名門校の教授が目を留めるのは一顧千金で、研究者冥利に尽きる。
- 彼は彼女の一顧千金の視線に舞い上がり、冷静さを失った。
類義語
- 一顧千両
- 一目千金
- 千金一笑
- 千金の価値
対義語
- 無価値
- 取るに足らない
- 一顧だにしない