一陽来復
読み方
いちよう らいふく意味
本来は、陰が極まる冬至を境に陽気が戻り、春に向かい始めることをいう。転じて、悪い状態や不運が続いたあと、ようやく運勢や物事が良い方向へ向かうこと、再び活気を取り戻すことを表す。由来
中国古代の『易経』に基づく陰陽思想に由来する語。陰が極まる冬至に、一つの陽が下から戻る卦である「復」に転じると考えたことから生まれた。成立の背景は中国戦国末~前漢期(紀元前3~2世紀ごろ)とされる。備考
やや文章語・あらたまった表現。本来は冬至を境に陽気が戻る意で、季節語としても使われる。現代では比喩的に「不運のあとに運が開ける」の意味で用いることが多い。例文
- 長い不況に苦しんでいた会社にも、ようやく一陽来復の兆しが見えてきた。
- 冬至は、一陽来復の日として古くから特別な意味を持つ。
- 大けがから復帰した彼の活躍に、チームの一陽来復を感じた。
- 失敗が続いていたが、新企画の成功で一陽来復の年になった。
- 厳しい冬を越え、山里には一陽来復の気配が静かに広がっていた。
類義語
- 否極泰来
- 起死回生
- 好転
対義語
- 前途多難
- 万事休す
- 八方塞がり