一陽来復
読み方
いちよう らいふく意味
冬が去って春が来るように、悪い状況が続いたあとに運が開け、物事がよい方向へ向かうこと。また、いったん衰えたものが再び盛んになること。年末年始や新年の挨拶としても用いられる。由来
中国古典の『易経』に由来する語で、陰が極まると陽が生じて再び巡ってくるという自然循環の思想(復卦など)から、「一陽が来て復(かえ)る」=冬至を境に陽気が戻る意に発展した。日本への受容時期は典拠上は明確でないが、漢籍受容が進んだ中世以降に一般化したとされる。備考
「一陽」は冬至以後に増える陽気を指し、転じて運気好転の意。新年の賀詞にも使うが、単なる「幸運」より“悪い時期の後の回復”の含みが強い。例文
- 長い不況を耐え抜き、ようやく一陽来復の兆しが見えてきた。
- 手術後の経過がよく、家族は一陽来復だと胸をなで下ろした。
- 敗戦の痛手から立ち直り、翌年には一陽来復の優勝を果たした。
- 年の瀬に『一陽来復』と記して、来年の好転を願った。
- 冷え込みの底を過ぎ、一陽来復のように日差しが少し明るくなった。
類義語
- 冬来春来
- 時来運来
- 捲土重来
- 起死回生
- 再起更生
対義語
- 暗雲低迷
- 前途多難
- 万事休す