一酔千日
読み方
いっすい せんにち意味
一度酔うと千日も酔いが覚めないほどの、非常に強くすばらしい酒のこと。転じて、長く余韻が残るほど深く酔いしれることや、忘れがたいほど魅力的な陶酔感をたとえていうこともある。由来
中国・西晋時代の張華『博物志』(3世紀末ごろ)に見える「千日酒」の伝説に由来するとされる。中山の酒家が造った、飲むと千日酔い続ける酒を劉玄石が飲み、死んだと思われて葬られたが、後に棺を開くと酔いから覚めた、という話から生まれた語。備考
日常会話ではまれで、文学的・漢文調の響きが強い語。実際の酔いの長さよりも、名酒のすばらしさや陶酔の深さを誇張して表す。例文
- その古酒は一酔千日と評されるほど芳醇で、杯を置いたあとも香りの余韻が続いた。
- 旅先で出会った地酒の味は、まさに一酔千日の趣があり、今でも忘れられない。
- 酒好きの祖父は、この蔵の大吟醸を一酔千日の名酒だと褒めた。
- 宴の席で主人は、秘蔵の酒を取り出し「これは一酔千日と言いたくなる逸品です」と紹介した。
- 詩人は春の夜の夢心地を、一酔千日の酒に酔うようだと表現した。
類義語
- 千日酒
- 美酒
- 佳酒
- 銘酒
- 瓊漿玉液
対義語
- 悪酒
- 粗酒
- 駄酒
- 薄酒