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一進一退

読み方

いっしん いったい

意味

物事が少し進んではまた後戻りすること。よくなったと思えば悪くなり、優勢になったと思えば不利になるように、前進と後退が交互に起こって、なかなか大きな進展や決着が見られない状態をいう。交渉・病状・景気・戦況などに広く使う。

由来

「一つ進み、一つ退く」という字義から成る漢語表現。中国古典に見られる進退の言い回しを背景にもつと考えられるが、特定の初出や成立年代ははっきりしない。日本では中国由来の語として受け入れられ、遅くとも近代には、物事が行きつ戻りつする意の四字熟語として定着していた。

備考

完全に止まっている状態よりも、「少し前進してはまた後退する」場面で使う。病状、交渉、戦況、相場、試合展開などに特によく用いられる。

例文

  • 交渉は一進一退を繰り返したが、最後には合意にこぎつけた。
  • 彼の病状はここ数日、一進一退の状態が続いている。
  • 新商品の売上は一進一退で、期待したほどは伸びていない。
  • 試合は両チームが一進一退の攻防を見せ、会場は大いに盛り上がった。
  • 景気対策の効果はまだ限定的で、経済は一進一退と言わざるを得ない。

類義語

  • 行きつ戻りつ
  • 足踏み状態
  • 膠着状態
  • もみ合い

対義語

  • 順風満帆
  • 破竹の勢い
  • 快進撃

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