一進一歩
読み方
いっしん いっぽ意味
物事が一度に大きく進むのではなく、少し進んでは少し止まり、また少し進むというように、ゆっくり段階的に進展すること。多くは「わずかずつ前進する」「遅いが着実に進む」状況を表す。由来
「一進(少し進む)」「一歩(同じく一歩)」を重ね、進み方が小刻みであることを示した語。中国古典に明確な典拠が特定されるかは不詳だが、漢語的な反復表現として近代以降の日本語(明治~大正期以降)でも一般に用いられるようになったとされる。備考
「一進一退」と混同しやすいが、一進一歩は小刻みに進む意で、必ずしも後退を含まない。進捗が遅い・停滞気味の文脈で使われやすい。例文
- 景気は一進一歩で、回復している実感がまだ乏しい。
- 交渉は一進一歩の状態が続き、合意まで時間がかかりそうだ。
- 治療の効果は一進一歩だが、焦らず続けよう。
- 研究は一進一歩でも、積み重ねがやがて成果につながる。
- 工事は天候に左右されて一進一歩で、完成予定が延びた。
類義語
- 漸進
- 徐行
- 少しずつ
- 牛歩
- 遅々
- 一歩一歩
対義語
- 急転直下
- 電光石火
- 一足飛び