一身是胆
読み方
いっしん これ たん意味
全身が胆力でできているかのように、非常に度胸があり、何事にもひるまず勇敢なこと。また、そのような人をほめていう語。危険や困難に直面しても落ち着いて行動できる豪胆さを表す。由来
中国・三国時代(3世紀ごろ)の故事に由来する。『三国志』蜀書趙雲伝の裴松之注に引く『雲別伝』で、蜀の劉備が武将・趙雲の勇敢さをたたえた言葉に基づくとされる。「全身が胆そのものだ」という意味から、非常に豪胆なさまを表す四字熟語となった。備考
漢文調の硬い表現で、日常会話よりも文章・講評・歴史物語で使われやすい。人の豪胆さを強くほめる語だが、文脈によっては無鉄砲さをにじませることもある。例文
- 彼は火災現場に真っ先に飛び込み、まさに一身是胆の働きを見せた。
- 一身是胆の将として知られる趙雲の逸話は、今も多くの人に語り継がれている。
- 困難な交渉の場でも彼女は一身是胆で、少しもひるまなかった。
- 若き隊長は一身是胆の気迫で兵を鼓舞した。
- 彼の一身是胆ぶりは頼もしいが、無謀と紙一重でもある。
類義語
- 大胆不敵
- 勇猛果敢
- 剛毅果断
対義語
- 小心翼翼
- 戦々恐々
- 臆病千万