漢字辞典.com

一言九鼎

読み方

いちごん きゅうてい

意味

一度口にした言葉が九鼎ほど重い、という意味から、発言や約束に非常に大きな重みと責任があることをいう。また、その人の言葉がきわめて信頼でき、軽々しく変わらないことをほめていう表現。

由来

中国戦国時代の故事に基づく漢語で、典拠は『史記』平原君虞卿列伝(前漢・紀元前1世紀ごろ成立)などとされる。古代中国で「九鼎」は王権や国家の威信を象徴する非常に重い宝器であり、そこから「一言が九鼎に匹敵するほど重い」という意味が生まれた。

備考

中国古典由来のやや硬い表現。日常会話よりも、文章・演説・評論などで使われやすい。発言力や約束の重さ、信用の厚さを高く評価するときに用いる。

例文

  • 社長の約束は一言九鼎で、取引先から絶大な信頼を得ている。
  • 彼は一言九鼎の人物だから、いったん引き受けた仕事は必ずやり遂げる。
  • 公人には、一言九鼎の覚悟で発言する姿勢が求められる。
  • 口数は少ないが、祖父の言葉には一言九鼎の重みがあった。
  • 大事な交渉の場では、一言九鼎を意識して軽率な発言を避けるべきだ。

類義語

  • 一言千金
  • 千金一諾
  • 金口玉言
  • 有言実行

対義語

  • 軽諾寡信
  • 出爾反爾
  • 朝令暮改

この四字熟語に含まれる漢字

同じ漢字を含む四字熟語

同じ漢字を含むことわざ