一衣一鉢
読み方
いちえいっぱつ
意味
僧や修行者が持つ「衣」と「鉢」だけで生きる、最小限の持ち物による質素・清貧な生活をいう。転じて簡素な暮らしぶり。
由来
仏教(とくに出家・托鉢の僧)の生活様式に由来。「衣」は僧衣、「鉢」は食を受ける鉢を指す。中国仏教語として形成され、日本へ伝来。成立年代は特定しにくく不明。
備考
本来は仏教的文脈での「出家の清貧」を指す。日常では比喩的に「必要最小限で暮らす」意味で使うが、やや硬い表現。
例文
- 彼は一衣一鉢の覚悟で山寺に入り、修行を始めた。
- 都会の生活を捨て、一衣一鉢の暮らしを選んだという。
- 被災後、まずは一衣一鉢で立て直すしかないと腹をくくった。
- あの僧は一衣一鉢で諸国を巡り、托鉢で身を立てている。
- 断捨離を極めた結果、彼女の部屋は一衣一鉢に近い状態になった。
類義語
- 清貧潔白
- 質素倹約
- 簡素質朴
- 少欲知足
対義語
- 贅沢三昧
- 奢侈淫佚
- 衣食住豊