一網打尽
読み方
いちもう だじん意味
一つの網で魚や鳥を残らず捕らえるという字義から、悪人・敵・問題などを一度にまとめて捕まえたり、片づけたりすること。個別ではなく、一回の行動で全部を処理するという強い意味で使う。由来
「一つの網で、獲物を打ち尽くす」の意をもつ中国由来の漢語成句。もとは魚や鳥を一度に捕獲する場面から生まれ、そこから敵や犯罪者をまとめて捕らえる比喩になった。正確な初出年代は未詳だが、日本では近世(江戸時代ごろ)以降に漢文・漢語表現として受け入れられ、近代以降広く定着した。備考
文字どおりの漁や狩りにも使えるが、現在は犯罪者・敵・問題点などを「まとめて処理する」比喩が中心。相手を一括りにして強く表現するため、やや攻撃的に響くことがある。例文
- 警察はアジトを急襲し、特殊詐欺グループのメンバーを一網打尽にした。
- 更新プログラムの適用で、複数の不具合を一網打尽に修正した。
- 漁師たちは大きな網を使って、群れになった魚を一網打尽にした。
- その作戦が成功すれば、潜伏している敵を一網打尽にできる。
- 春の大掃除で、たまっていた不用品や書類を一網打尽に片づけた。
類義語
- 一掃
- 根こそぎ
- 一斉検挙
対義語
- 取り逃がす
- 取りこぼす
- 野放しにする