一箭双雕
読み方
いっせん そうちょう意味
一本の矢で二羽の鵰を射落とす意から、一つの行動で二つの目的を同時に達成すること、また少ない労力で二重の成果や利益を得ることをいう。『一石二鳥』に近い意味で、手際よく複数の効果を上げる場面で使う。由来
中国の故事成語。唐代7世紀に成立した歴史書『北史』(659年ごろ)の長孫晟伝に見える逸話に由来するとされる。6世紀、北周〜隋の武将・長孫晟が一矢で二羽の鵰(大型の猛禽)を射落としたことから、『一つの行為で二つの成果を得る』意味になった。備考
中国由来の成語。日本語でも通じるが、日常では『一石二鳥』の方が一般的。『一箭双雕』は文章語的でやや硬く、知的・漢文調の響きを持つ。例文
- 出張に合わせて取引先訪問と市場調査を済ませるのは、まさに一箭双雕の計画だ。
- この制度改正は、経費削減と住民サービス向上を同時に狙う一箭双雕の施策である。
- 通勤を自転車に変えたら、交通費の節約と運動不足の解消で一箭双雕だった。
- 彼は会議をオンライン化し、移動時間の短縮と情報共有の迅速化という一箭双雕の効果を得た。
- 観光PRと地元産品の販促を組み合わせた催しは、一箭双雕をねらった企画として成功した。
類義語
- 一石二鳥
- 一挙両得
- 一挙二得
対義語
- 徒労無功
- 事倍功半
- 骨折り損