一竜一猪
読み方
いちりゅう いっちょ意味
同じような立場や条件にある二者を比べたとき、一方は竜のように非常に優れ、他方は猪のようにひどく劣っていること。才能・学業・出世・人物評価などにおいて、その差がきわめて大きいことをたとえる。由来
中国・唐代(8〜9世紀ごろ)の文人・韓愈の詩「符読書城南」にある「三十骨骼成、乃一龍一猪」に由来するとされます。年齢を重ねると、同じように育った者でも一方は竜のように傑出し、他方は猪のように凡庸になる、という趣旨から成句化しました。備考
漢文由来の硬い表現で、現代の日常会話では多用されません。人を「猪」にたとえるため、相手を強く見下す響きがあり、対人評価では使い方に注意が必要です。例文
- 同じ塾で学んだ二人だが、受験の結果はまさに一竜一猪だった。
- 若いころは差がなかったのに、十年後には一竜一猪の開きが生まれていた。
- 兄弟で同じ教育を受けながら、世間の評価は一竜一猪となった。
- 指導者の力量次第で、同じチームでも一竜一猪の差がつくことがある。
- 努力を怠れば、同期の中で一竜一猪といわれるほど差をつけられかねない。
類義語
- 雲泥の差
- 天地の差
- 月とすっぽん
対義語
- 伯仲
- 互角
- 五分五分