一竜一猪
読み方
いちりゅう いっちょ意味
「一竜」はすぐれた人物、「一猪」は凡庸な人物のたとえ。二者を比べたとき、もとは大差がない、あるいは努力次第で差がつく程度の違いしかないことをいう。人の優劣や出来不出来を論じる場面で用いられる。由来
中国の故事に由来する四字熟語で、竜(優れた者)と猪(凡庸な者)を対比して人の資質・力量の差を述べた表現とされる。典拠の文献・成立年代は諸説あり、正確な年や時代は不明。日本では漢籍受容以降(中世〜近世)に語として定着したと考えられる。備考
人物評価を「竜/猪」で比喩するため、相手を「猪」と見なすと侮蔑的に響くことがある。公的文書より評論・会話向き。例文
- 同じ部署でも成果はさまざまで、一竜一猪の差が出る。
- 入社当初は一竜一猪と思われた二人だが、経験で差が開いた。
- 彼らは一見一竜一猪に見えるが、実は得意分野が違うだけだ。
- 努力を怠れば、すぐに一竜一猪の評価に落ち着いてしまう。
- 勝敗だけで決めつけると一竜一猪だが、伸びしろはまだある。
類義語
- 五十歩百歩
- 似たり寄ったり
- 大同小異
対義語
- 雲泥之差
- 天地懸隔