一目十行
読み方
いちもく じゅうぎょう意味
一度見ただけで十行も読めるという意味から、非常に速く文章を読み進め、しかも内容をすばやく理解できることをいう。転じて、資料や本を短時間で要領よく読みこなす才能や読解力の高さをほめて表す語。由来
中国由来の成句。正確な初出には諸説あるが、中国南朝梁の史書『梁書』簡文帝紀(7世紀前半成立)に見える「読書十行倶下」など、ひと目で何行も読むという表現が淵源とされる。日本では漢籍由来の四字熟語として定着した。備考
褒め言葉として使うのが一般的。「十行」は実数ではなく、ひと目で非常に多く読めることの誇張。現代では資料処理の速さにも比喩的に使う。例文
- 彼は分厚い報告書でも一目十行で読み終え、要点をすぐに説明できる。
- 学生時代の彼女は一目十行の秀才として、先生たちを驚かせていた。
- 会議の直前、部長は配布資料を一目十行の勢いで確認していった。
- 一目十行で読めても、難しい論文では内容を丁寧に検討する必要がある。
- その記者は一目十行の読書力を生かし、膨大な資料から核心を抜き出した。
類義語
- 十行俱下
- 過目成誦
- 博覧強記