一目十行
読み方
いちもくじゅうぎょう
意味
文章を非常に速く読み、ひと目で十行も読み取るほど読書が速いこと。転じて、理解力が高く要点をつかむのが早いこと。
由来
中国由来の成語。古くから「一目で十行を読む」ほどの速読・才知をたたえる表現として漢籍に見られるが、特定の初出年代は定かでない。日本へは漢文教養の受容(平安〜江戸期)を通じて定着したとされる。
備考
「速読」の誉め言葉として使うのが基本。実際の速度というより、理解の早さ・要点把握の巧みさを強調する場合もある。やや漢語的で硬い。
例文
- 彼は一目十行の勢いで資料に目を通し、すぐに要点をまとめた。
- 受験勉強では、一目十行の速読力よりも正確な理解が大切だ。
- 新入社員ながら一目十行で契約書を読み解き、上司を驚かせた。
- 彼女は一目十行の才があり、初見の論文でも筋を外さない。
- 一目十行で読めても、内容を咀嚼できなければ意味がない。
類義語
- 一読十行
- 一目了然
- 博覧強記
対義語
- 一字一句
- 熟読玩味
- 遅読