一点一画
読み方
いってん いっかく意味
文字を形づくる一つ一つの点や線のこと。転じて、きわめて細かな部分や、ほんのわずかな違いまでを指す。書道・文章・法文などで、細部まで厳密に扱うべきことを表すときに用いられる。由来
漢字を構成する「点」と「画」を並べた漢語で、中国の字学・書道の世界に由来すると考えられる。日本でも漢籍や書道文化の受容とともに用いられてきた。厳密な初出年は未詳だが、少なくとも中世以降の漢文・書写の文脈で通用していたとみられる。備考
書道・文字・法文の文脈でよく使う。文字どおりの意味にも、比喩的に「細部まで厳密に」の意味にもなる。「一点一画も」「一点一画たりとも」の形が多い。例文
- 契約書は一点一画まで確認し、解釈のずれがないようにした。
- 書家は一点一画に心を込めて、静かに筆を運んだ。
- 古典の校訂では、写本の一点一画の違いが重要な手がかりになる。
- 先生は『漢字は一点一画を丁寧に書きなさい』と生徒に言った。
- 法律の条文は一点一画たりとも軽々しく変えてはならない。
類義語
- 一字一句
- 一筆一画
- 細部
対義語
- 粗枝大葉
- 大雑把
- 杜撰