一文不通
読み方
いちもん ふつう意味
文字を一つも読めないほど無学であること、また、学問や知識がまったくなく物事に通じていないことをいう四字熟語。もとは『一文字さえ理解できない』意で、転じて特定の分野について全然知らない、という意味でも使われる。由来
中国の漢語表現に由来すると考えられる語で、はっきりした初出や成立年は未詳です。『文』は文字・文章の意で、『一つの文字にも通じない』ことから、無学・無知を表すようになりました。日本では少なくとも江戸時代(17〜19世紀)には用例が見られ、四字熟語として定着しました。備考
やや古風で硬い表現。実際に読み書きできない意味のほか、比喩的に『その分野にまったく詳しくない』ともいう。人に向けると侮蔑的に響くことがあるので注意。例文
- 彼は幼いころ学校に通えず、一文不通のまま働きに出た。
- 法律のこととなると私は一文不通なので、専門家に相談した。
- 祖母は一文不通だったが、暮らしの知恵には誰よりも長けていた。
- 一文不通でいるのが悔しくて、彼は夜学に通い始めた。
- 新しい技術に一文不通では、仕事の幅を広げるのは難しい。
類義語
- 不学無識
- 無知蒙昧
- 無学文盲
対義語
- 博学多識
- 博覧強記
- 学識豊富