一挙両全
読み方
いっきょ りょうぜん意味
一度の行動(ひとつの策)で、二つの目的を同時に達成し、双方にとって完全な結果を得ること。「一挙」は一回の行動、「両全」は両方とも完全に成り立つ意で、無駄なく利益や目的を同時にかなえるさまをいう。由来
中国古典由来の成語とされ、「一挙(ひとたび挙ぐ)」で「両全(両つながら全し)」=二つとも完全、という構成から成る。特定の出典・成立年(何世紀のどの書)については諸説あり、確定しにくい。日本語では漢文素養のある文語・文章語として近世以降に用例が見られる。備考
文章語・硬い言い方。会話では「一石二鳥」が一般的。「一挙両得」と近いが、「両全」は“双方が完全に成り立つ”ニュアンスがやや強い。例文
- この制度改正で、コスト削減と品質向上が一挙両全となった。
- 乗り換えを最小限にして、時間も運賃も節約できるのは一挙両全だ。
- 謝罪と再発防止策の提示で、信頼回復と混乱収束を一挙両全にしたい。
- 共同購入を実施すれば、価格交渉と在庫圧縮が一挙両全になる。
- 彼の提案は現場の負担を減らしつつ成果も上げる、一挙両全の策だった。
類義語
- 一石二鳥
- 一挙双擒
- 一挙両得
対義語
- 一挙両失
- 一挙両損