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一念通天

読み方

いちねん つうてん

意味

一つのことを強く信じて念じ、ひたすら努力すれば、その思いは天にまで通じて、やがて願いはかなうということ。強い信念や執念、真心のこもった努力が、不可能に見えることを成し遂げるという意味で使う。

由来

「一念」は仏教で“ひとたび起こる心・一心に念ずること”を表す語で、「通天」は“天に通じる”意です。中国の仏教的・漢文的な発想を背景に、日本ではことわざ的な「一念、天に通ず」の形で近世、遅くとも江戸時代ごろまでに広まり、その後四字熟語として定着したと考えられます。正確な初出年は未詳です。

備考

やや古風で格言的な響きがある。単独の四字熟語としても、「一念、天に通ず」ということわざ的な形でも用いられる。強い信念や努力をたたえる文脈に向く。

例文

  • 彼は一念通天の思いで研究を続け、ついに長年の課題を解決した。
  • 一念通天を信じて努力した結果、何度も落ちた試験にようやく合格できた。
  • 祖母は一念通天だと言って、家族の無事を毎朝静かに祈っていた。
  • 受験の直前こそ、一念通天の覚悟で目の前の一問に集中するべきだ。
  • 監督は『一念通天だ。最後まで勝利を信じて走れ』と選手たちを励ました。

類義語

  • 一念天に通ず
  • 精神一到
  • 初志貫徹
  • 不撓不屈
  • 一心不乱

対義語

  • 優柔不断
  • 意志薄弱
  • 半途而廃

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