一心不乱
読み方
いっしん ふらん意味
他のことに気を取られず、心を一つのことに集中して取り組むこと。雑念や迷いがなく、ひたすら物事に打ち込むさまをいう。もとは仏教語で、念仏や修行に心を集中させる意味だったが、現在は勉強・仕事・スポーツなど幅広く使う。由来
もとは仏教語。5世紀初めごろ、中国・後秦の鳩摩羅什訳『仏説阿弥陀経』に見える「一心不乱」が典拠とされる。阿弥陀仏を念じ、心を一つにして乱れない状態を指した。日本へは仏教伝来後、奈良時代から平安時代ごろに仏教語として広まり、その後、一般に「一つのことにひたすら集中する」という意味でも使われるようになった。備考
本来は仏教由来の語で、厳密には「心を一つにして乱れないこと」。現代では宗教色を薄め、勉強・仕事・趣味などに夢中で打ち込む意味で広く使う。例文
- 彼は大会に向けて、毎朝一心不乱に走り込みを続けた。
- 子どもたちは時間を忘れ、一心不乱に積み木を組み立てていた。
- 締め切り前の私は、電話にも出ず一心不乱に原稿を書いた。
- その職人は一心不乱に刃を研ぎ、わずかな狂いも見逃さなかった。
- 彼女は亡き祖母を思い、一心不乱に手を合わせて祈った。
類義語
- 一意専心
- 無我夢中
- 専心没頭
- 脇目も振らず
対義語
- 注意散漫
- 心ここにあらず
- 気もそぞろ