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一律平等

読み方

いちりつ びょうどう

意味

すべてを同じ基準・同じ扱いにして、差をつけないこと。人や物事の事情・能力・状況の違いを考慮せず、画一的に平等に扱うという意味で用いられる。文脈によっては「融通が利かない」「機械的だ」という批判を含むこともある。

由来

「一律(同一の基準・規則でそろえること)」と「平等(差別なく等しいこと)」を組み合わせた語。特定の古典(中国古典など)の故事成語というより、近代以降の行政・法制度・社会思想の文脈で定着した四字熟語とされる。成立の正確な年代は不詳だが、明治〜昭和期以降の公的文書や論説で広く用いられるようになった。

備考

「平等」を肯定的に言う場合もあるが、多くは「画一的で不合理」という含意で使われやすい。対比として「公平(公正)」や「適材適所」が用いられる。

例文

  • 学費の免除を一律平等にすると、支援が本当に必要な学生に届きにくい。
  • 現場の実情を無視した一律平等のルールは、かえって不満を生む。
  • この会社は評価制度を一律平等にしようとして、個人の成果が見えにくくなった。
  • 災害支援は原則の公平性も大切だが、完全な一律平等では対応しきれない。
  • 一律平等の配分ではなく、被害の程度に応じた支援が求められる。

類義語

  • 平等一律
  • 公平無私
  • 一視同仁
  • 均一平等

対義語

  • 臨機応変
  • 個別対応
  • 因材施教
  • 格差是正

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