一張一弛
読み方
いっちょう いっし意味
物事を進めるうえで、緊張させる時と緩める時を適度に交互に設け、張りつめっぱなしにも、だらけっぱなしにもならないように調整すること。仕事・学習・統治などで、厳しさと休息、締めと緩めのバランスをとるたとえ。由来
「張」は弓の弦を張ること、「弛」は弦をゆるめること。弓は張りっぱなしでは切れ、ゆるめっぱなしでは役に立たないことから、物事も緊と緩を交えるべきだという教えを表す。中国古典(『礼記』など)に見える成句で、日本への伝来時期は明確ではないが、漢籍受容(古代〜中世)を通じて用いられるようになったとされる。備考
「いっちょういっし」と読む。緊張と弛緩の“適度な”交替を肯定的に言う語で、単なる気分のムラや怠けの正当化には使いにくい。例文
- 締め切り前は集中して一気に進め、終わったら休むという一張一弛が長続きのコツだ。
- 部下を追い込みすぎず、適度に息抜きも与える一張一弛のマネジメントが求められる。
- 稽古は厳しいが、師匠は節目に休みを入れ、一張一弛で弟子を伸ばした。
- 景気対策は引き締めと緩和を状況に応じて行う一張一弛が重要だ。
- 受験勉強も張りつめすぎると燃え尽きるので、一張一弛を意識して計画を立てた。
類義語
- 一張一弛
- 緩急自在
- 剛柔相済
対義語
- 終始一貫
- 一気呵成
- 勇往邁進