一字千金
読み方
いちじ せんきん意味
一字一句に非常に高い価値があること、また、きわめて優れた文章や詩文、書のことをいう表現です。たった一文字でも千金に値するほど尊い、という意味から、洗練された言葉選びや名文を高く評価するときに使われます。由来
中国の戦国時代末期、秦の宰相・呂不韋が編ませた『呂氏春秋』(紀元前239年ごろ)の故事に由来します。完成した書物を都の門に掲げ、「一字でも増減・訂正できた者には千金を与える」と触れたことから、一字が千金に値するほど重い・優れた文章を表すようになりました。備考
主に文章・詩・書などの価値をほめる、やや文語的で格調高い表現です。日常会話より、評論・挨拶文・書評などで使われることが多いです。例文
- この碑文は簡潔ながら一字千金の重みを感じさせる。
- 先生の弔辞は短いが、一字千金というべき名文だった。
- 編集者は、見出しに一字千金の表現を求めて何度も推敲した。
- この詩集には、一字千金の句が随所にちりばめられている。
- 書道展では、彼の一字千金の筆致が高く評価された。
類義語
- 字字珠玉
- 一句千金
- 一言千金
- 金言
対義語
- 駄文
- 陳腐
- 月並み