一字千金
読み方
いちじせんきん
意味
一つの文字に千金の価値があるほど、文章や言葉が非常に優れて貴重であること。転じて、わずかな表現でも大きな価値を持つたとえ。
由来
中国の故事に由来する四字熟語。優れた詩文の一字が千金に値するとたたえた表現に基づくとされ、具体の成立年代は諸説あるが、出典は古代中国(おおむね漢~唐代頃の文人評価の語法)に連なるといわれる(正確な年は不詳)。
備考
主に文章・詩・言い回しの価値をほめる語。日常会話より評論・文芸・ビジネス文書で見かける。誤用で「一文字が高い」だけの意味に狭めない。
例文
- 彼の推敲は徹底していて、一字千金の文章に仕上がっている。
- タイトルの一語が読者の心をつかむ。一字千金とはこのことだ。
- 契約書は一字千金だ。文言の修正は必ず法務に確認してからにして。
- 師の添削は一字千金で、たった一文字の指摘が全体を引き締めた。
- 俳句は短いが一字千金、選ぶ言葉次第で世界が変わる。
類義語
- 一字千鈞
- 字字珠玉
- 言簡意賅
- 珠玉の言葉
対義語
- 駄文拙句
- 支離滅裂
- 無価値
- 空疎